旅行後記

金欠。

今回もかなりドタバタとした旅行になってしまいました。いつもいつもこういうまるでショッピングの為だけの旅行じゃないもっとゆっくりした旅行がしたいといつも思うのに、色んな事情でなかなか叶わないものですね。前にも書いたとおり今度は色んな事で結構無理があり、正直理性的に考えればここまでして行く必要があったのか色々悩ませる旅行でしたが、ラウル君も、私も今度行かないと先述のとおり、兵役の問題であと2年ぐらいは身動きが出来なくなるので無理を承知で計画を進ませた結果、いつも以上の強引な旅行になってしまいました。恐らくこの次に日本行きが出来るのは21世紀に入ってでしょう。
とにかく今度もまた旅行ご感じた事をまた少し書いてみます。

１．コミケットについて。
個人的にコミケという行事が結構好きなんです。そりゃあれを見に海を越えるくらいだから何を今更って思われるかも知りませんが、個人的に好きな作家の好きな本を買えるって事より、むしろああいう発表の場というか自分の関心事についてああいう風にコミュニケート出来る場所があるって所が羨ましく、またたとえサークルとしての参加じゃなくてもその場に参加出来るって事がなんか気持ち良くて、1年に1回か2回その場にいられるってのがある種の快感というか、残りの半年の間の活力になるというかそういう思いを時々抱いたりします。
ただ最近の一部の企業ブースや大手サークルの行動を見るとコミケのその「場」としての機能がただ商売の為だけの空間に成り下がるのではないかという感じを受ける事が結構あります。それとその熱気をやはり商売の手段として捉えている同人ショップや、それにつられて動かされる一部の参加者から受ける感じも先述のあれとあまり変わりないのが悲しいです。こういう考えは私めが今更こういうところで書かなくても既に大勢の方が感じられてる事だと思いますが、私がこういう事を今更書くのは当日の午後同人ショップにその日買ってきた本を売りさばいてる人々を見ながら「これではな・・」と心配と共にある種の憤怒を感じた今度の旅行のあとどんな形でも良いから文として書き残して起きたかったと思ったからです。
そういう面で大手サークルの重複参加を禁し、参加サークルの数も増やした運営会の努力に拍手を送りたいです。そういう人たちがいるからコミケが何十年も続いてるんだなとつくづく感謝してしまいます。
とにかく何かを作るって事が全然駄目な私としてはサークルとしての参加は多分無理でしょうし、海外にある身ではスタッフとしての手伝いも出来ないでしょうが、いつか機会があったら前日設営くらいでも手伝ってみたいと思います（笑）。果たしてその日はいつ来るのでしょう。三十路に入る前にやってみたいものですね。^^；。

２．セウカン輸出計画について。
昨年の旅行記を読んだ事がある人は覚えてらっしゃるかも知りませんが、韓国のセウカンというお菓子を輸出ししょうという、ああいうお馬鹿な企画があったのです（笑）。
それが昨年食べたセウカンもどきのお菓子があまりにも不味かったので思いついたのですが、いやあ、今年行って見たらなんか結構食べれるやつがありました。^^；。いやあ、失敗ですね。こりゃ。
次はもっとマシなもんを考える事にします。

３．日本文化の開放について。
ご存知かどうかは知りませんが、韓国は今まで日本の音楽、映画、漫画等に対し、自国内への搬入を禁止していました。まあ、しかしそれはあくまで企業等の大きなレヴェルでの話で、実際個人レヴェルでの搬入まではそれが行き届いてないのが事実で（というか、麻薬や銃器じゃあるまいし、そのレヴェルまで完璧に防ぐというのは不可能でしょう、北朝鮮じゃあるまいし）、なんか私みたいな変なやつも出来てしまってるのが事実なんです。
それがこの前のキム・デジュン大統領の指示により段階的に開放って事になり、これからの推移が非常に関心を引くというのが最近の情勢であります。とにかくこの話題に関してはいつかもっとちゃんとした形で話してみたいんですが、隣の国でありながらお互いにあまりにも知らされていない両国の文化について、今度の旅行中にも少なからず考えてみたんですが、実際のところ、これに敏感に反応してるのはやはり商売しか頭にない企業の人達が多いわけで、なんか開放の効果が変な方向へと行かなきゃ良いだろうにという心配が先走ります。
いや、なんかコミケ会場でやおい本をあさってる韓国人の女の子達を見ながら、自分の鞄の中に入ってる男性向け同人誌を見てそういう思いが一瞬しただけなんですが（笑）。

何か重いというか格好つけの話が多いですが、まあそういう事は気にしないで下さい。^^；。
とにかく、なんかダラダラと書いてたら昨年の何倍もの旅行記になってしまいました。ここまで諦めずに読んで下さった方はマジに凄いです。^^；。読んでくださって本当に有難うございました。
次の旅行記は運が良ければ20世紀最後のコミケットか、もしくは21世紀最初のコミケットの時の旅行記になると思います。では。

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