2000/11/21 03:29 平和嬉しいか?
1.シドニーオリンピックの音楽
私は基本的にイベント好きというか、祭り好きな人間なのでオリンピックは結構楽しめました。
正直商業主義に穢れた最近のオリンピックというのはどうかな〜という意識は前のアトランタの時に増して今度も感じたのですが、そこら辺はまあ良いとして(良いのか?)前述の通りイベント好きの私はワールドカップやオリンピックがある度に開会式や閉幕式をビデオに撮っておいたり、主題歌のCDを良く買ったりします(笑)。
個人的に音楽的に良かった式典と言えば92年のバルセロナの時が結構印象的で、特に閉会式のビデオとかは今もたまに観たりするテープの一つなんですね。主題歌として良かったのは90年のイタリアワールドカップの主題歌とか結構好きです。ジョルジオ・モローダー作曲の結構良い曲なんですが、聴き過ぎたせいでLPがかなり痛んでもう女性ヴォーカルなんか殆どかれ気味(笑)になってしましましたね。
とにかく、シドニーオリンピックのオフィシャルサイトで売っていた開幕式用の音楽を収録したCDを一枚買ってみたんですけど、結構聴けました(笑)。特に良かったのがVanessa Amorosiという女性ヴォーカルの「Heroes live forever」という曲です。恐らく豪州の歌手だと思いますけど、この力のあるヴォーカルは結構印象的ですね。歌自体は少し単調的かな〜という気もしなくもないですが、まあこの手のイベントの音楽というのはこのくらいストレートな方が丁度良いでしょう。
2.Savage Gardenの「Affirmation」
シドニーオリンピックの後遺症(?)で聴いたとも言える音楽です。
前の職場(?)で一緒にいた人の内に豪州に留学に入った事のある友人がいて、「で、どうよ。今豪州でナウいヤングに人気のある歌手と言えば誰なんだい?」と聞いてみた所、「さあ、私がいた頃はSavage Gardenとかいけてましたけど今は良く判りませんよ。」との事だったんで、「Savage Garden? 聞いた事無い名前だな。」と思っていたんですけど、シドニーオリンピックの閉会式を観たら何か彼らが出てきてこの「Affirmation」という曲を歌うのを聴いて「う〜ん、悪くないかな」と思って一枚買ってみました。
う〜ん、アルバム自体は何か平凡なポップ系の音楽で聴き易いメロディーを集めたような正直自分的にはあまりパッとしない出来だったんですけど、この「Affirmation」という曲は何となく結構聴きました。
単純なメロディーと単純な歌詞の反復が結構絶妙にマッチしていて何か聞いてる内熱中してしまいましたね。^^;。個人的にそういう体験は結構久しぶりだったんでかなり新鮮な感じでした。
3.イ・ヒョンソク(Lee Hyun Suk)の「Sky High」
韓国のロックギターリスト、イ・ヒョンソクのファーストアルバムです。う〜ん、これは92年に発売されたアルバムで当時一部の人には結構人気のあった人だったんですけど、今は何をしてるのか良く判りません。
何かこの前ひょんな事で思い出して昔のCDを聴いてみたら、いきなりはまってしまって(いや、はまりなおしたと言うべきでしょうか)、94年に発売された2集と共に結構夢中になって聴きました。
結構タフで格好良い曲作りとかなり巧いギター演奏という羨ましい能力を持ちながら、凄いひ弱なイエローボイスのヴォーカルという弱点を一緒に持つアーチストです。このファーストアルバムは大体演奏曲とヴォーカル入りの曲の割合が半分ずつで、その演奏曲のへヴィーさと溢れるパワーとあの三日くらい何も食べなかったようなヨロヨロのヴォーカル入り曲との乖離感が凄いです。
しかし、何故かあのよろよろヴォーカルのラブソングが女子高生とかに妙にヒットしてしまって2集からは段々その手の曲が増えてしまって、私は大体96年辺からは全然聴かなくなってしまいました。惜しい事です。
も一つ惜しい事といえば、基本的にワンマンバンドを目指してるアーチストなのは良いんですけど、自分ではギターとベースしか演奏出来ない為ドラムとかをドラムマシンのプログラムで解決してる為、サウンド的になかりへぼいです。一時でも音楽やってた人としてワンマンバンドというのに憧れる気持ちは判りますけど、ここは素直に生のドラムの音聴かせて欲しかったですね。サウンド的に熱悪過ぎます。
4.YMOのMASS
イエローマジックオーケストラのアルバム「BGM」の1曲です。う〜む、最近あまりYMOの音楽って聴かなかったんですけど、ひょんな事から聴くようになりました。
きっかけは最近観てた「ラブひな」というアニメに何かコードの進行が教授の「1000 Knives」(それも80年の武道館ライブの)に似てる感じのBGMがあって「う〜む、思い出したついでに」という事で80年のライブのLDを観てたら今度はスタジオアルバムとか…という風に転移して、結局行き着いた終着駅がこの「BGM」のMASSのいう曲です。
この「BGM」というアルバムは妙に落ち着いてパッとする所の無い凄い淡々としたアルバムなんですけど、異常なエネルギー感みたいなのが漂っているんですね。このBGMの時は教授の方が凄い好調で細野さんの方があまり調子が良くなかったので教授の色が強いアルバムになったというのが一般的な意見なんですが、その中でこの細野さんの「MASS」という曲は何かこのアルバムのこういう不思議なエネルギー感みたいな雰囲気というかキャラクターを代表する、あまり目立ちはしないけどその価値は重い曲だと思います。
5.Phil Collinsの「Serious Hits... Live!」
Phil Collinsの90年のライブアルバムです。う〜む、そんなに経ったのかと今アルバムの年度を見て結構驚いてます。Phil Collinsは個人的にかなり好きなアーチストで、このライブの直前に出した「but seriously」のアルバムが個人的には一番好きです。
このアルバムは最近また聴くようになったきっかけは最近いきなり「Guitar Freaks」という妙なリズムゲー(?)にはまった最中で「You Can's Hurry Love」という曲を聴いたからです(笑)。最初聴いた時「あれ、どっかで聴いた曲だな…」とよく考えてみたら「あ、Phil Collinsだった」という事で昔のLPをまた掘り出して聴いてるわけですけど、実は何やらSupremesの70年代の曲を彼がリバイバルした曲だそうですね。ふ〜む。
とにかく、ドラマー出身のPhil Collinsらしく偶にはドラムは二人というかなり妙な構成で聴かせるこのライブのサウンドはかなりの乗りの良さ(笑)を披露してくれます。選曲も彼のヒット曲が殆ど聡揃いしてるので何とも聴いてて楽しいアルバムですね。
等々がここ2ヶ月くらいで聴いた印象の深かったアルバムです。他にはキム・スチョルとアルバムとか映画「Ben Hur」のサントラとかゲーム「Air」のおまけディスクの「Ornithopter」等をよく聴きましたね。
特にゲーム「Air」のBGMには結構驚かされましたね。パソコン用ゲームの音楽も気を使えばこれだけの出来になれるんだな〜と結構感心しました、音楽的な面よりサウンド的な面で。まあ、音楽自体も結構良かったです。
Home |
|