1998/06/14 04:20 うむ、物凄い間更新をサボってしまいましたね。その間の事は適当に飛ばして。--;。
うむむ、ただ今メキシコに3:1で敗れたところですけど、うむ、いくら考えても納得も行かんし、後味も最悪の試合ですね。一体何だったんでしょう。この試合は。
まず直接的な敗因はハ・ソクジュの退場なんでしょうけど、正直それが無かったとしても勝てたとは思えない起用でした。
うむ、一旦3・6・1の起用でしたが、まあこれは悪くない考えだと思います。でも問題があるとすればチャ監督就任当初の時は3・6・1のシステムで行った時がありましたが、今のメンバーではそのシステムでは始めてのメンバーが結構いるということがまず一つ目の問題で、もっと問題になったのは何故ワントップがチェ・ヨンスじゃなくてキム・ドフンだったかですね。
最終予選が終わってから多くの練習試合の間いつも変なメンバーや変な起用を試したのは百歩譲って練習試合だったから良いとして本選でまでそれをやるべきでしたかが疑問ですね。今日みたいな起用は見た事も聞いた事もありません。--;。あのメンバーでろくに練習でもしたことはあったのでしょうか。あの起用から見ればどうみても奇策という感じしか受けられません。今の韓国チームのメンバーはハッキリ言って韓国代表としては歴代最強なのに、何でああいう奇策に逃げたかが本当に後味悪い試合となった結果になりましたね。
まず最戦線から、懐かしのメンバー、キム・ドフンですね。チャ監督就任初期のワントップですが、今の時点でみれば、破壊力は落ちますね。結局全く機能しませんでした。メキシコもTwo Topを予想したのに変なやつが一人で出てきて戸惑ったのか最初の所はキム・ドフンとイ・サンユンにマンマークを付けてましたね。ここまでは奇策としては成功とみてやる事も出来るでしょうね。
ミドルラインはまあまあの起用でしたけど、なんでソ・ジョンウォンを使わなかったんでしょう。あのメンバーや選手起用や試合最初の所の動きから見ると、どう見てもカウンター狙いだったのに彼の足を使わなかったのは全く理解出来ません。
守備はスリーバックでしたが、正直1:1でメキシコの攻撃陣を止められるのはホン・ミョンボしか無かったせいで結局ホン・ミョンボにかかる負担が大きくなりましたね。正直どう考えても個人技では勝てないというのが事実だったので4・4・2くらいは必要だったと思います。トップが二人だったらキム・ドフンも何とか機能したろうと思いますね。1:1では相手を止めることも出来ないし、1:1では相手を抜く事も出来ないのにあれは無いでしょう。正直守備ではイ・イムセン等を使って四人で守備を固めてホン・ミョンボにもっと攻撃に参加して欲しかったんですが、結局ホン・ミョンボにかかる守備の負担が大きすぎて彼が攻撃に参加した途端守備に穴が開き、危機と繋がるので彼が積極的に攻撃に参加する事が出来ませんでした。まあこれはいつもの事と言えなくもないですが、チェ・ヨンイルが無く、皆固まってる今日の試合ではもっと痛い所となりました。
試合の流れで問題を見てみましょう。まず、手始めから。15分ぐらいまでは完璧な探索戦というか、極めて守備的な展開でした。高い所ではあまりにもメキシコに自由にプレイをさせ過ぎて結局以後の流れの主導権をメキシコに握らせる結果となったと思います。韓国がボールを取った時は自分のサイドでボールを回しながら相手がどう出るかを見るようなプレイでしたが、みんな固まっちゃったのか、それとも芝に適応出来なかったのか、全くフリーな状況で自分のサイドでボールを回すパスさえも結構悪い繋がりを見せました。
前半中盤部からそろそろ攻防が始まりましたが、まず韓国は殆ど今までの戦術が利きませんでしたね。メキシコの守備が利いたと言うより自滅した印象が強かったんですが。ノ・ジョンユンとかホン・ミョンボ等前のワールドカップからのメンバー以外の初出場メンバーの動きが特に悪かったですね。パターンとおりの攻撃が出来たのは1,2回くらいしかなかったような気がします。
とにかく結局ハ・ソクジュのフリーキックで一点が入りましたし、その前にファウルを取った場面もそれなりに皆の動きが良くなり始めた頃の良いリズムだったんですが、その後が最悪だったんですね。正直あんな所で何でああも余計なファウルをし、退場までされるのかは全然理解出来ませんね。そういえば彼のあのプレイはこの大会でバック・チャージングは即退場できるというルールが出来たあとの一号の犠牲者ですね。とにかくあの退場で事態は目出度く(?)劇的に変わりましたね。それでなくても攻撃力の乏しいメンバーだったのに10人になった事でもっと守備的なサッカーをさせられてしまいました。正直あのスターターを見てると前半は守備で凌いで後半ソ・ジョンウォンとかチェ・ヨンスを投入するんじゃないかという気もしたんですが、全部パアーになりました。
前半はそれでも何とか凌いだんですが、開いての監督の目も節穴ではありませんものね。まず後半の手始めメキシコのメンバーが変わりました、まず、キム・ドフンのワントップが全く機能しなかったお陰でキム・ドフンとイ・サンユンに付けてたマークが必要無いと判断したでしょう。それと韓国が10人となった事や1:1では絶対に負けないという確信を得たお陰でツ・トップをスリートップに変えてきましたね。高さも使ってきましたし。正直韓国のあのセットは妙なほど高さが無いセットでしたね。韓国の今のメンバーは結構高さもあるし、体力もあるメンバーだったのに今日のメンバーは何故かそういう所が抜けていました。
結局最初の失点はまあしょうが無い失点とも言える場面でした。これは11人いたとしても防げたかどうか分からない失点でしたが、やっぱ高さは欲しかったですね。2点目からはまあ当然の結果という事で。--;。同点となったことでホン・ミョンボの攻撃参加が多くなった事がまず守備を不安にし、韓国チームが10人となったの対して相手の攻撃陣の数は多くなった事でエルナンデス等に付けていたマン・マークがずれる事が多くなりました。それで2点もを許し、それを挽回する為にソ・ジョンウォンを投入しましたが、もうみんな少ない数で守備を続けたことが利いたせいで足がもう止まってましたね。とくにキム・ドフンなんか足をつった様でもう9人で戦ってるようなものでしたし。そういえばこの交代も結構私としては不満でした。ソ・ジョンウォンはコ・ジョンスと交代で入りましたが、監督の意図としてはキム・ドフンとのツ・トップで使おうというつもりだったのかも知りませんが、正直あの交代の時に既にキム・ドフンはへばってましたね。キム・ドフンを抜いてコ・ジョンスとソ・ジョンウォンの攻撃に掛けるべきだったと思います。
まあとにかくそういう経緯で、キム・ドフンは走らないわ、皆の足は止まってるわ、ソ・ジョンウォンと言ってもあの場面でろくに攻撃が出来るはずも無く、結局うまく機能する機会は与えられなかったですね。結局エルナンデスのマークが外れた所でまた失点。あとはメキシコのやりたい放題ということで、散々な結果でしたね。
これでワールドカップ本選でもっとも長い間勝利を上げてない韓国チームはその記録を12ゲームに伸ばす事に。--;。次の試合がオランダとの試合というのを考えれば記録は伸びそうですね。--;。それでも今日の試合はワールドカップ本選進出12ゲーム目に始めて先制ゴールを上げた試合だったんですね。
うむ、なんかこう言ってると今まで一体ワールドカップ本選で何をやって来たのかも疑問になりますが、正直何故かいつもくじ運無いんですね、韓国。五十何年の時はまあ三日も飛行機に乗って試合前日に現地についてそのまま試合ということでしたからまあ、これは負けて当たり前。この2敗はもう笑うしかないとして、86年から今度までの4度の本選はいつもくじ運の悪さを思わずにはいられないですね。
アルゼンチンと同じ組みになったのが1回。イタリアとが2回。スペインとが2回、ドイツとが1回で今度はメキシコとオランダと同じ組みとは。--;。まあワールドカップで易々と勝てる相手などどこにもいないと言えばそれまでですが、ああも立派な名前がずっと並ぶともう運の悪さを思わずにはいられませんね。--;。もう残りはブラジルやイングランドくらいでしょうか。うむ、2002年と時に期待してみましょう。その時はブラジルと当たるようにて。--;。
とにかく負けは負けとして、もう16強進出の為にはオランダやベルギーに最小1勝1無くらいを上げる事ですね。まあ大方無理でしょうけど、それが起きないとは限らないからサッカーは面白いんですね。オランダやベルギー戦は頑張って欲しいです。韓国代表。
Home |